RDB は、基幹系処理を行うために理論化されたものであり、分析処理には向かない

SQL Server 2008 R2 自習書シリーズ
SQL Server 2008 R2 Analysis Services 入門
http://download.microsoft.com/download/D/1/D/D1D2FBEC-8D48-4325-B51C-FD63CC3DE835/SQL08_R2_SelfLearning12_SSAS.docx

P10 に書いてありました。

OLAP ~多次元分析~
Analysis Services とExcel のピボット テーブル機能のように、いろいろな角度からのデータ分析(多次元分析)が行える製品は「OLAP ツール」と呼ばれ、この中でも Analysis Services のようにサーバー機能を持った製品は「OLAP サーバー」と呼ばれます。OLAP(オーラップ)は、Online Analytical Processing の略で、直訳すると「オンライン分析処理」です。
OLAP は、RDB(リレーショナル データベース)の生みの親でもある E.F.Codd 博士が生み出した言葉で、博士はRDB は、基幹系処理を行うために理論化されたものであり、分析処理には向かない」と言って、分析処理に関する OLAP を提唱しました。このとき、データを多次元的に解析し、視覚化するためのルールとして「OLAP に関する 12 のルール」を作成しました。こうした背景から、(ルールをすべて満たしているかどうかは別として)多次元でのデータ分析が行えるツールのことを、「OLAP ツール」と呼ぶようになりました。